第三回 縁を断ち切る 前篇
2016年1月13日
新年を迎え、豊富や目標を掲げ心機一転新しい一歩を踏み出そうと決意した方が多いのではないでしょうか。
私たちの日常は普遍的な物事や事象の継続です。寝たり、食べたり、誰かと会ったり同じ様な事の繰り返しです。この同じことの繰り返しは一見退屈に見えますが、当たり前のことが当たり前に繰り返される日々を送れる世界に住んでいる人は意外と少なく、だからまず当たり前の明日が当たり前に来る日常に感謝しましょう。
しかしながら、今回はそんな当たり前の日常に入り込んでしまったマイナスの“縁を断ち切る”という事について考えてみたいと思います。マイナスに作用することが多くなってしまった古くからの縁を敢えて断ち切る縁の断舎離を行うと今の自分に本当に必要な縁を呼び込みます。
けれど縁は断ち切りたいと思っていても中々実行できないものです。
人から何かをお願いされた時に、YESと引き受けるよりNOと断る方が難しいのと同じ様に、縁をずるずると続けてしまう事が多いのです。特に冷静な判断が出来なくなる恋愛でマイナスの縁が日常化してしまうことは良くあります。マイナスの縁が日常化すると、とても貴重で大切な“時間”が失われていきます。生物である私たち人間の女性にとっての”時間“は男性よりも冷静にそしてシビアに捉えなくてはならない事象です。チャーリー・チャップリンは80代でも父親になれましたが、女性が80代になっても母親になれるかというと、妊娠出産を伴う場合、それを成し遂げている人の名前をすぐに挙げる事は出来ません。
そして年齢を重ねれば重ねる程、光陰矢のごとしの言葉通り、時間が速く流れていきます。私自身40代後半になりますが、時間の流れが速すぎてたまに自分の正確な年齢が解らなくなります。まあ、これは一種の現実逃避も相まっているとは思いますが(笑)。
つまり恋愛から結婚を望む女性にとって時間はタイム・イズ・マネー以上に大切にすべき事なので、本来繋がるべきではない縁は文字通り一刻も早く断ち切った方が良いのです。
くされ縁やしがらみは勇気を持って断ち切らない限り、楔となってあなたの変化や成長を阻みます。
後篇につづく。
著者紹介:西澤 史子
- 1968年生まれ横浜市出身。株式会社ループ 代表取締役社長。
短大卒業後は、在学中に所属していたモデル事務所所属のモデル・MC,TVレポーターを経て某大手電器メーカーの法人営業を中心に13年間勤続後、年間四十万人以上を動員する業界最大手のカップリングパーティーイベント企画会社で、広報及び法人営業統括部長兼専属婚活アドバイザーとしてテレビ番組レギュラーを務め、年間100本以上の婚活企画をプロデュースし、地方自治体への婚活事業コンサルテーションも担当する。
2012年株式会社ループ設立。
コミュニケーションコンサルタントとして、活動領域をダイバーシティ、女性活用と育成、コミュニケーション教育へも広げ、全国で研修・講演を行っている。