今日からコラムを連載することになった婚活コミュニケーションアドバイザー、西澤史子です。幸せになりたい女の子の想いをカタチにする為に人との関わり方や繋がり方、伝え方や伝わり方等について書いていきますので宜しくお付き合いください。

自然界においてヒトは元々とても弱い生き物です。

例えば、今アマゾンのジャングルに放り出されたとしたら明日まで生きられるどうかわからないですよね。連絡をする手段の携帯もないし、自分を守る家や武器もない。私はせいぜい数時間位で”お食事“にされてしまうと断言します（笑）。

ジャングルにはあなたを喰らおうとして襲う生き物がわんさといるわけです。そんなところで一晩越せるかどうかも解らない。だからヒトは自分を守る為に文明社会を作りました。
つまり、文明社会はジャングルの様な熾烈な環境で生き抜く事が出来ない弱い生き物であるヒトが知能を駆使して作り上げた危険から身を守るプロテクターの集大成と言える訳です。

アフリカでホモ・サピエンスが誕生したのは20万年前。
メソポタミア文明が誕生したのは紀元前3300年前。

ヒトは文明社会で暮らしている時間よりサバイバルな世界で生きていた時間の方がはるかに長い。
だからこのサバイバルな時代の記憶が私たちヒトの遺伝子に記録されています。その証拠の一つが世界中どこでも聞かれる不可思議な心霊現象や妖怪や未確認生物の伝説です。

サバイバルな時代、ヒトは常に脅威に晒されていた為、常に黄色信号の状態にして自分に迫る危機を察知しようとアンテナを張っていました。壁のシミや暗闇で光る物、うごめく影を危機に感じ、身に危険が迫る前に「逃げろ」と恐怖のスイッチを自ら押します。つまり世界中どこでも聞かれる不可思議な心霊現象や妖怪や未確認生物の伝説はヒトの本能的な危機回避意識から生まれたのではと言われています。

これらと同じく、ヒトが自分に迫る危険を感じるサインとして「相手の表情」があります。

“会話”はサバイバルな時代、とてもリスクが高いコミュニケーションでした。すぐそこに猛獣が迫っているのに音を立ててしまったら自らの位置を教えるようなものですから、そんな時はスパイ映画の敵から隠れるヒーローとヒロインの様に互いに表情で伝え合っていたのでしょう。

だから、ヒトは相手の表情によって無意識的に大きな影響を受けます。

表情が乏しい人と話していると何となく落ち着かない気分になりませんか？
それは相手の表情から“サイン”を読み取れないとエラーを起こしている様な状態です。
繰り返しネットワークにアクセスしても接続できずエラーが繰り返されている様なものなので落ち着かない状態になるのです。

また、イライラしていたり不満気な表情の人と話していると怖くなったり委縮してしまいますよね。これは相手の表情が“小さな危険を察知した状態”を伝えているからです。

そしておどおどしていたり、心配そうな表情の人と話しているとイライラしたり時には怒りを感じると思います。これは相手の表情が “脅威や良くない状態に置かれている事”を伝えているからです。

人にはそれぞれ癖になっている表情がありますが、もしこれらの表情が癖になっていたとしたら、相手のネガティブマインドのスイッチを入れたり、マイナスな印象を与えていますのでリセットしましょう。

リセットする方法は簡単です。

笑顔、それだけでリセットできます。

何故ならば、笑顔は相手に”あなたは今安全な状態ですよ“と伝える表情だからです。
自分の笑顔は他の誰かを安心させたり、愛情を感じたり、満ち足りた気分にさせます。
笑顔、それは幸せ女子になる為のシンプルで大切な表情です。
今、あなたは笑顔になれていますか？